社員研修と人材育成
企業は人の集まりであり、人が商品やサービスを作り出している以上、人が仕事に励み続けなければ存続できません。しかしながら、当然同業他社も同時に努力を続けていますので、月並みの生産を続けていたら淘汰されてしまいます。そのため人材には常にスキルアップが求められ、人材を育成していくことは企業に属している人達全員が共有し、認識しなければなりません。社員研修や新入社員研修を行うことはコストがかかる一方で、将来的に必要となることは明白ですので、コストと捉えるのではなく先行投資として捉えなければなりません。
社員研修とビジネスセミナー
企業としてはまず、新入社員に対して行う研修と既存の社員に対して行う研修は質が異なることを認識する必要があります。新入社員に向けた研修はいわゆるビジネスマナーをしっかりと身に付けるという目的や、学生気分を抜くための目的、社会人としての自覚を持たせるという目的があります。これに対して既存の社員に向けた研修は既にそれらのスキルは身に付けていることを前提に話が進められ、現在のスキルを更に伸ばす、もしくは新たなスキルを身に付ける目的の下、行われることになります。このように両者には目的に明確な差があり、目的に応じて研修を行うことで効率良く人材育成をしていくのが鉄則です。
社員研修に関して言えば、ビジネスセミナーを活用するのが一般的です。ビジネスセミナーで取り扱う内容はビジネスマナーのように社会人としての基本となるような内容ではなく、仕事にも活用できる専門性が高い内容となります。社員研修としてはピッタリですね。
セミナーに動画を活用する
高名な方のセミナーを受講しようとなれば、それなりに料金も発生してしまいます。コストカットが叫ばれる昨今ですので、そういったことに対してできるだけ資金を投入したくないと思う経営者も多いことでしょう。そんな時にはセミナー動画を活用してみてはいかがでしょうか。セミナー動画は文字通り、社員研修のような専門性が高い内容を講演するという動画です。有料のセミナー動画もありますが、動画投稿サイトに投稿されているような無料動画でもクオリティは高いので活用してみることをお勧めします。
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社員のモチベーションが基本になる
いくら研修をしようと、実際に仕事に活かせるかどうかはそれぞれの社員にかかっています。確実に効果が上がるのであれば誰でも渋ることなく社員に対して先行投資を行うと思いますが、そうでない可能性もあるからこそ投資を見送るのではないでしょうか。研修内容が効果を上げるためには、社員のモチベーションが必要不可欠です。本当にやる気のある超優良人材であれば言われずとも自ら研鑽を重ねるものです。経営者はいかに社員達の士気を高められるか、これも業績に直結する重要なファクターと言えるのではないでしょうか。