ホームセンターや百貨店で実演販売する人をショッピング中に見かけることがありますよね。彼らは実演販売士と呼ばれています。テレビショッピングなどで商品を紹介する人もその職業にあたります。
実演販売士は的確に物事を伝える他、客を惹き付ける様々なテクニックを持っているんです。その販売テクニックを通して学べることがたくさんあるかも!?動画でご紹介していきましょう。
実演販売のプロが教える、商品を売る「テクニック」
人気TV番組『マツコ会議』でも取り上げられた、実演販売士たちのすごい技。実は彼らは単に調子よく喋っているわけではないんです?!その裏側を少し覗いてみましょう。
客を3つに分類し、相手の心理に合わせたアピールをする
実演販売士はこんなことを分析しながら、購買者に的確なアピールをしているようです。まず、目の前にいるお客さんの心理状況を「1、視覚優位 2、聴覚優位 3、身体感覚」の3つに分類。
たとえば「ボールペン」を売る場合。
1、視覚優位・・・・・
ペンのデザインを重視する人には、いかにデザインが優れているかを説明。「これはフランスで人気の〇〇が施されてるんですよ」、など。
2、聴覚優位・・・・・
口コミやネットの評価を教える。「Amazonのレビューで星4つ」「あの雑誌で紹介された」、など。
3、身体感覚・・・・・
書き心地を説明。実際使わせてあげたりして、体験させる。
このように相手の心理を瞬時にキャッチし、それぞれ3つのパターンでアピールするのが大事なんですね!
テクニックを踏まえた上で、『動画』を見てみよう
さて実際に実演販売士たちの仕事ぶりをご覧いただきましょう。動画はその場にいるお客さんの心理に1人1人合わせて説明はできませんが、その分前述の3つの要素が全て詰まってるのがよく分かります。
「プロピーラー&プロおろしのわかりやすい使い方」byレジェンド松下
思わずほしくなっちゃうピーラー&おろしの実演販売です。
ピーラーのおすすめポイントでは「特許」、「銀紙5号」などの言葉で特別感をアピール!「今までの皮むき器とちがう切れ味」、とジャガイモの切り口の滑らかさを見せる!そして「ピーマン嫌いも克服」「涙が出ない構造」など調理や食事の臨場感を想像させる必殺テクニック!
フライパン「スーパーストーンバリア」の説明 byレジェンド松下
続いて、前代未聞のフライパンを実演販売している動画をどうぞ。いろんなものが次々キレイに焼けていくのを見ているとワクワクしちゃいます。
「耐摩耗テスト100万回クリア」という実績を情熱的に伝えつつ「石のようにカタいコーティング」と鍋肌を見せながら「こんなに少し!」と油をちょっぴり入れて調理スタート。「ざらっとしてるからこびりつきにくい」とフライパンのアップを見せられると商品を触ってみたい衝動にかられます。魔法のチーズトースト、作ってみた~い!
『動画』で商品を説明する場合は、3つの分類を全て盛り込むと効果的
以上をご覧になってお分かりいただけたと思いますが、どの動画にも「視覚・聴覚・身体感覚」という3つの要素に訴える全ての要素が入っていますよね。これは視聴者を選べない動画にはマスト!
実演販売だけでなく、幅広いPR手段として覚えておくと役立ちそうです。
月収100万円を超える人もいるという、実演販売士のテクニック。豊富な商品知識、お客さんを引き込む話術、そして魅力的なキャラクター、と取り揃えるべき要素は多数あります。最近はインターネットなどでのお買い物など、人を介さない商品売買が増えていますが、売る人のすごさで利益を上げるのも見直したい手段のひとつですね。消費者側としても参考になる点がたくさんあり、何より動画を見ていて楽しめますから、実演販売を見ながらほしいものを探してみるのもよさそう!
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