テレビで放送されているCMの中でも、携帯電話各社のCMはユニークなものが多く、見ている私たちを楽しませてくれるものです。各社ごとにキャラクターや設定が決められてシリーズ化したCMも多く、次のシリーズが楽しみにもなってきます。また、それらのCMでは携帯電話の料金がよりお得になるプランも紹介されていて、親しみが持てるだけではなくそれぞれの携帯電話会社を利用したくなるものともなっているのです。
今回紹介しているのは、テレビでおなじみのキャラクターたちが活躍するもので、お得な割引プランをおもしろく紹介しているCMです。今使っている携帯をより安くするため、また別の携帯電話会社に乗り換えたいと思っている方のためにも楽しく参考にすることができます。
しかめ面のねこ「ふてニャン」とその子供たち
携帯電話サービスのブランドであるY!mobileは、2014年にイー・モバイルとウィルコムが統合されたことによって誕生しました。他の携帯電話ブランドと比べて新しいということもあって、Y!mobileという名前もこれからの浸透度が期待されます。そのブランドを知らしめる役割を果たすCMでは、不機嫌そうに顔をしかめたねこが活躍しています。そのしかめ面が気になっているという方も多いのではないでしょうか。このねこは「ふてニャン」と呼ばれており、Y!mobileのイメージキャラクターとして認知されつつあります。
今回紹介するCMでは、ふてニャンが見守る子供たちが土鍋にまとまって入っている可愛い図と、携帯料金の中に通話料やパケット料、スマホ代がコミコミになって2980円とお得な料金パッケージであることが重ねられています。
大人気「三太郎シリーズ」に鬼と鬼嫁
2015年から新たにauのCMキャラクターになっているのが、桃太郎・金太郎・浦島太郎の「三太郎」です。友達同士である彼らに加え、昔話に登場するさまざまな人物が関わり、このCMの中の物語にさらに広がりを持たせています。こちらのCMでは、桃太郎と結婚したかぐや姫と、かつて桃太郎が退治した鬼も加わり、楽しく会食しているところから始まります。
そこで鬼の家庭の話になり、家族1人1人を養っている話と、携帯料金として家族で利用すると1人1人に割引が適用される話がかかっているという構成です。最後に鬼の奥さんが鬼嫁である話に桃太郎が「うちも」と同意したとき、横にいたかぐや姫が「おい!」と冷たく突っ込むオチが微笑ましいCMです。
おなじみ白いお父さんと「スマ値」の話
携帯電話のCMキャラクターとしてすっかりおなじみになったのが、ソフトバンクのCMで活躍する白い犬・白戸家のお父さんです。お父さんとその家族を中心として繰り広げられるこのCMシリーズは、2007年のスタート以来絶大な支持を得ています。数あるお父さんシリーズのCMの中で今回紹介するのは、スマホを知らない悪代官に対し、責め立てられる白戸家の人々がついつい笑ってしまい、最後には代官に向かって「すまねぇ」と謝りながら引っ立てられるというものです。この「すまねぇ」と、携帯料金と光通信がお得になるスマート値引きの略・「スマ値」をかけているという展開になっています。
多くの方が生活の一部として利用している携帯電話のCMは、幅広い層に受け入れられるものであることが求められます。そこで各社が知恵を絞ってそれぞれにユニークな発想のCMを打ち出し、そのどれもがおもしろくて魅力的なものとなっているのです。CMキャラクターもおなじみのものが多く、また料金サービスとの絡みでCMが展開されていくのも楽しいものです。