COMPANY モバーシャルブログ
2015.5.27

動画撮影向きのレンズはどれ?6種類のレンズそれぞれの特徴と違い

63_lens

シーンに合わせてレンズを交換可能な一眼レフカメラを使用するにあたり、それぞれのレンズの特徴を把握し使い分けることで、より訴求力のある映像を撮影できるようになります。大きく分けると、レンズの種類は全部で6つ。各レンズにはそれぞれどのような特性があるのでしょうか。

レンズ6種類のそれぞれの特徴

1.標準ズームレンズ(焦点距離:18〜55mm)
肉眼で見ているような、自然な距離感での表現が可能なレンズ。ちなみに35mm程度が最も人間の視界に近いとされています。シーンを選ばず幅広く使えるのが特徴です。

 

2.広角ズームレンズ(焦点距離:10〜35mm)
広範囲を映すことができるレンズです。一度にたくさんの人を映して臨場感を表現したり、また室内を広く見せたい場合や、壮大な景色を撮影するのにも適しています。

 

3.望遠ズームレンズ(焦点距離:70mm以上)
ずっと遠くにある被写体や風景を、間近から見ているような感覚で映すことができるレンズです。バードウォッチングや運動会など、被写体の近くに行きづらい撮影でも威力を発揮します。

 

4.単焦点レンズ(焦点距離:30〜50mm)
ズームができず焦点距離が固定されているレンズです。そのためボケがでやすいのですが、撮影の仕方によってはそれが魅力になります。また他のレンズに比べ明るいというのも特徴です。

 

5.マクロレンズ(焦点距離:多様)
小さな被写体を拡大して映すことを可能とする、接写に強い特殊なレンズ。他のレンズと違い近接状態でもピントを合わせることができ、花や昆虫などの撮影に適しています。

 

6.魚眼レンズ(焦点距離:12mm以下)
周囲ほぼ360度を映せる不思議なレンズです。魚眼レンズはさらに、風景が丸みを帯びて映り込む「対角線魚眼」と完全に円形に映る「円周魚眼」の2種類に分けられます。

6種類のレンズを動画撮影で比較

動画撮影する場合に各レンズは具体的にどのように違うのでしょうか。実際の映像で比較しているわかりやすい動画があります。

単焦点・標準・広角 3種類を映像とブレで比較

風景の映り方はもちろんですが、ブレ具合の違いも興味深いです。

望遠・広角・魚眼 3種類を風景・人物映像で比較

3つのレンズそれぞれの映像で明らかな違いが見て取れます。

単焦点VS標準ズームレンズ ボケ具合を比較

単焦点レンズのボケ味はとても美しいですが、この動画の投稿者は動画撮影には標準レンズのほうが適していると結論付けています。

マクロレンズ・魚眼レンズを映像表現で比較

前半はマクロレンズ、後半は魚眼レンズで撮影した映像のようです。

動画を撮影するならどのレンズ?

ベターな回答になりますが、やはりどんな動画を撮影したいかということがレンズ選びにも重要な部分となります。例えばマクロレンズは遠くの景色を撮影するのには不向きですし、望遠レンズで接写すればピントが合っていない映像になってしまいます。レンズはその映像作品のクオリティを大きく左右するパーツであるといえるでしょう。