COMPANY モバーシャルブログ
2016.10.17

動画と炎上マーケティングの相性はイマイチ!?「賛否両論」が発生して話題になったWeb動画集

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「炎上マーケティング」という言葉が数年前から話題になっていますね。ブログやTwitterなどで批判を受けやすいような内容を投稿し、その内容へ批判が集中して「炎上」することで投稿者が注目を集め、メディアなどに取り上げられてしまう状況のことを揶揄した言葉です。意図的かどうかは別として、ブログなどのテキストで「炎上」することで注目を集め、かえって露出が増えた芸能人などの例は数多くあります。

 

しかし、動画では「批判が功を奏す」ことになってしまう結果は少ないようです。そこにはどういった違いがあるのか。既に削除されているので動画は少ないですが、事例をご紹介します。

日清カップヌードル「OBAKA’s UNIVERSITY」

まずは小林幸子・矢口真里・新垣隆と少し前に世間を騒がせた人々を起用した同社の新CM「OBAKA’s UNIVERSITY」。騒動や、世間のイメージを逆手に取って、いわば反面教師として彼らが大学で教鞭をとる、という内容の過激さから、公開わずか数日で話題になったものの、同時にクレームが殺到しCMは取りやめになりました。

 

かつて問題を起こした人物を起用すること自体への批判や「二兎を追うもの一兎も得ず」などのフレーズが過去の問題を想起させ、不快になったなどの批判があったそうです。

CMを取下げたものの売上は好調!?

今回のプロモーションは予想以上の視聴者の反発からCMが取りやめになり失敗したものの、CM取りやめ後、新商品「カップヌードルリッチ」の売上は好調だとか。しかし、もともとCM自体はカップヌードルシリーズ全体のものであり、該当商品の販促メインではないため、「炎上」の成果とはちょっと言いづらいかもしれません。

サイボウズ「働くママ シリーズ」

企業向けクラウドサービスを提供するサイボウズのPR動画「働くママ シリーズ」。第一弾は、働く母親を取り巻く環境について、現状への不安や疲労感、それでも休むことのできない心情をリアルに表現し、多くの共感を集めました。しかし続編の内容について批判を浴びることとなり、結果、“続編のみ”動画は削除されることとなりました。

 

まずは評価の高かった第一弾の動画をご覧ください。お子さんをお持ちの方は共感できる部分も多いのではないでしょうか。

削除された、第2弾の内容とは

さて批判を浴びた第二弾ですが現在は動画は削除されており、閲覧することはできません。内容は男性の育児負担について。現在は育児に協力する男性も多いですが、CMではそれでも育児において、「母親にしかできないこと」が多くあり、女性がその負担を負っていることを表現します。そこで男性にできる、女性への協力が「ママを抱っこすること」、こう動画は締めくくられるのですが、この表現に多くの批判が寄せられました。

 

母親にしかできないことは男性にも可能なことであり、「ママを抱っこする」ことは働きながらの育児負担に対して解決にならない、という趣旨のものが多かったようです。シリーズ自体は現在も継続中です。

ルミネ「働く女性たちを応援するスペシャルムービー」

最後はルミネのネットCM。朝の出社風景、男性と女性が会社の前で出会います。女性の顔を見て、男性は「疲れてる?」と一言。女性は「しっかり寝てます」と返しますが、男性は「寝てそれかよ」と言い放ちます。その後、すれ違った別の女性と容姿を比較する発言をし、男性は去っていきます。

 

最後に女性の心情がテロップで「私、サボってる?」。女性を揶揄するような内容に対し、セクハラではないか、との批判が起こり、結果動画は削除されることとなりました。そのため、残念ながらこちらも閲覧はできません。

『動画』の良いところは、文章以上に直接的に伝わりやすく印象に残りやすいところ。その分、炎上を狙うと批判の度合いが強くなってしまうのかもしれません。みなさんも、ちょっとだけ念頭に入れておいてくださいね。


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