「マサイ族」と聞いてどんなことが思い浮かびますか?何となくイメージはできても、その実態までは知らない人のほうが多いのでは。その意外な文化や暮らしぶりなどを、動画で覗き見してみましょう。
マサイ族ってどんな人たち?
マサイ族はケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民。英語では「マーサイ(Maasai)」と発音されます。独特の文化を持ち、割礼の儀式や一夫多妻制など他の国から見るとビックリするような風習も。また「アフリカ最強の戦闘民族」と言われ、血の気が多い気質のようです。近代医療の普及が進んでいなかったり、衣食住が不安定な環境の中、遊牧民なので携帯電話は必需品という新旧入り混じったライフスタイル。では動画を交えながら詳細をご覧いただきましょう。
住居はかなり原始的!なかなかお目にかかれないマサイ族の家
こちらの動画はメディア「RocketNews24」がマサイ族の家の中を撮影した様子。住居としては原始的?!でも暮らしに必要なものは工夫して揃っているんですね。
脅威の「マサイジャンプ」!ジャンプの高さで、村一番の嫁をゲット
マサイ族といえばぴょんぴょん飛び跳ねてる姿がまず思い浮かびますが、世界でも有名な「マサイジャンプ」がなぜ生まれたかというと、最も高くジャンプできた男性が村中で一番綺麗な女性と結婚できる、という風習からなんです。それは必死になりますよね・・・。
実際に飛んでいるマサイ族の動画をどうぞ。観光地化されている部分もあるからなのか、撮影され慣れている感じですね。さてそのジャンプはどれくらいスゴイのか?ご自身の目で確かめてください!
ライオン狩りを制したもののみ、成人として認められる!?
マサイ族の過酷な試練、それは「ライオン狩り」。14・5歳の男子に課せられる成人儀礼で、ライオンと戦って勝てなければ成人とは認められず、結婚もできないとか。かなりハードルが高いですよね!
ではどんなふうにライオン狩りに挑むのでしょうか?動画で見てみましょう。まさに弱肉強食な映像です!マサイ族の男たちが近付くと、ライオンが取る行動に注目を。
変わりつつある、マサイ族の暮らし
ご紹介してきたようなマサイ族の原始的ともいえる風習ですが、やはり時代の流れで変わりつつあり、実はライオン狩りはもう行われていないという報告も。そのきっかけは希少動物となったライオンを殺すのを止めようと、環境保護団体が代わりにスポーツ大会を提案し、2012年に初開催されたのだそうです。
実際のオリンピックの様子はこちら。たしかにライオン狩りよりは爽やかな成人儀礼ですよね。
携帯電話も所持!ライオン狩りの報告も携帯で行っていた!?
通過儀礼の変遷以外にも、現代を象徴するような、マサイ族が取り入れたツールがあります。それは携帯電話。なんとマサイのほとんどの人々が携帯電話を持っているのだそうです。
マサイ族が携帯電話で話す姿をどうぞ。広大なアフリカの景色とモバイルで話すマサイの男性・・・なんだかシュールな映像で目に焼き付いてしまいますね。
マサイ族ってどんな人種なのか、動画でのぞき見することで実感していただけましたか?「アフリカ最強の戦闘民族」とも言われる彼らはド短気な気質も有名だそうです。やはりその土地独自の環境や歴史によって民族の血は受け継がれていくのでしょうね。昔ながらの習慣に固執することなく、時代の流れを受け入れていく様子も興味深かったのではないでしょうか。これで少し「マサイ通」になれたかも!?
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