モノブロックの意味は?
モノブロックとは、発電機を意味するジェネレーターと発光機の意味を持つ
フラッシュヘッドが一つになった機材。いくつもある「ストロボ機材」のう
ちの一つで小型軽量のため、持ち運びやすいというメリットがあります。
さらに、小型の物では光量調整部位が無いものが多いなか、絞りなどの光量
調整部位がついており、シーンによった演出も容易です。
また、専用のアクセサリーを導入することで、より多彩な表現を創り出すこ
とができます。このような利便性から、野外を中心に活動するカメラマンか
らは特に重宝されています。
光量に関しては、他のストロボ機材と比べると劣ってしまいますが、照明機
材全体で見比べると、かなり強い部類。太陽と同じ5600Kほどの色温度を
持っており、室内の環境光程度での撮影であれば、思い通りの表現をするこ
とができます。
使用用途
主に野外ロケ、及び撮影などに用いられるストロボ機材に「クリップオンストロボ」
があります。比較すると、光量や安定性に違いがあり、どちらもモノブロックが
優位と言われています。その理由は、モノブロックの特徴でもある光量が主なもの。
野外での作業にも関わらず、環境光に機材のパワーが負けてしまえば、理想的
な演出ができません。このような理由からモノブロックが採用されるケースが
多いのです。
また、室内の現場でも、光が足りない部分を補う役割を担う場合があります。これは、
絞りによってポイントを狙った照射が可能なため。こういった「かゆい所に手が届く」
という利点も愛用する人が多いことの一因です。