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2014.1.25

モノブロックの意味は?(映像制作用語辞典)

モノブロックの意味は?

モノブロックとは、発電機を意味するジェネレーターと発光機の意味を持つ

フラッシュヘッドが一つになった機材。いくつもある「ストロボ機材」のう

ちの一つで小型軽量のため、持ち運びやすいというメリットがあります。

 

さらに、小型の物では光量調整部位が無いものが多いなか、絞りなどの光量

調整部位がついており、シーンによった演出も容易です。

 

また、専用のアクセサリーを導入することで、より多彩な表現を創り出すこ

とができます。このような利便性から、野外を中心に活動するカメラマンか

らは特に重宝されています。

 

光量に関しては、他のストロボ機材と比べると劣ってしまいますが、照明機

材全体で見比べると、かなり強い部類。太陽と同じ5600Kほどの色温度を

持っており、室内の環境光程度での撮影であれば、思い通りの表現をするこ

とができます。

使用用途

主に野外ロケ、及び撮影などに用いられるストロボ機材に「クリップオンストロボ」

があります。比較すると、光量や安定性に違いがあり、どちらもモノブロックが

優位と言われています。その理由は、モノブロックの特徴でもある光量が主なもの。

野外での作業にも関わらず、環境光に機材のパワーが負けてしまえば、理想的

な演出ができません。このような理由からモノブロックが採用されるケースが

多いのです。

 

また、室内の現場でも、光が足りない部分を補う役割を担う場合があります。これは、

絞りによってポイントを狙った照射が可能なため。こういった「かゆい所に手が届く」

という利点も愛用する人が多いことの一因です。