誰もが夢見る海外移住。キレイな海の近くで飲食店を経営したり、おみやげ
ショップを開くのは誰もが憧れること。しかし、理想と現実のギャップは想
像以上に厳しく、失敗して帰国してしまう例も少なくないようです・・・。
今回は、ネットや動画を巧みに使って情報を発信し、海外移住を20年以上も
続けている日本人の事例をご紹介します。
天国に一番近い島!ニューカレドニアで
大繁盛のおみやげ屋を経営する日本人
ニューカレドニア在住歴20年以上の高橋雅彦さんは、同国でおみやげショップ
「AQUA(アクア)」を経営しています。開店当初は繁華街の外れにオープン
していましたが、今はヒルトンホテルの1階という一等地にお店を構えています。
ハワイやグアムに比べ日本人には馴染みのないニューカレド二アですが、お店は
観光客で溢れかえっています。
本業以外にもマルチで活躍!
実は、国際マラソンや日本人会理事も務めている
高橋さんは、本業以外にも同国で「和太鼓クラブ」を結成したり、「ニューカレ
ドニア国際マラソン協会日本人担当理事」や「ニューカレドニア日本人会理事」
を務めています。
そのため、同国ではちょっとした有名人なんだそうです。お店が繁盛したり、
自身の取組みが話題になっているのは、洗練された情報発信によるものなのか
もしれません。
では、どのように情報を発信し活動を広げているのでしょうか。その手法をご
紹介しましょう。
ガイドブック顔負けのお役立ち情報を
発信して、お店の集客力UP!
旅行や移住に欠かせない“基本情報”といえば、天気や交通ルール・グルメ情報
ですよね。おみやげショップ「AQUA」のホームページでは、お店の商品やア
クセスなど基本的な情報に加え、「ニューカレドニアのお役立ち情報」を掲載
しています。
その情報量はガイドブックも顔負け。例えば・・・・・・
交通ルール〜交差点の通り方〜
ニューカレドニアの交通ルールは日本とは大きく異なります。軽い気持ちでレ
ンタカーをしようとしていた方も、これを見れば危険回避できますね。
(参照:「AQUA」http://www.aqua-nc.com/main/root/root.html)
グルメ情報1〜現地の人しか行かないレストラン情報〜
観光客が喜ぶお店はもちろん、現地の人しか行かないレストランの情報がたく
さん載っています。その他にも、国の伝統料理なども紹介されていますよ。
(参照:「AQUA」http://www.aqua-nc.com/main/foods/foods.html)
グルメ情報2〜食べると失敗するもの〜
ガイドブックには良い情報しか掲載されませんが、このような情報があると食
事で失敗するケースを減らすことができそうです。
(参照:「AQUA」http://www.aqua-nc.com/main/foods/foods.html)
和太鼓やマリンスポーツなど、
臨場感を伝えたいものは動画で発信!
一方、本業以外でも和太鼓クラブのリーダーを務めたり、マリンスポーツにも
携わるなどマルチに活動する高橋さんは、それらの情報を動画で紹介しています。
評判は徐々に広まり、最近では和太鼓クラブの活動が地元のテレビで取り上げ
られました。その結果、おみやげショップの集客にも寄与したそうです。
ニューカレドニア和太鼓クラブPV
開放的な海をバックに、日本の伝統と海外が融合する映像。一瞬にして心を奪
われます。
マリンスポーツが楽しめる「AQUAZUR(アクアズール)」
本島から20分ほど先にあるメトル島ではマリンスポーツが楽しめます。躍動
感たっぷりのジェットスキーや、シュノーケリングをする様子が公開されてい
ます。
このように、動きが伴ったり普段馴染みのないものは、動画で伝えればイメー
ジが湧きやすくなります。
文字と画像だけで伝えるよりも、映像化することで臨場感が伝わり「行ってみ
たい」という気持ちが強くなりますよね。
海外移住成功の秘訣はWeb動画の活用かも!?
高橋さんが動画で発信している「現地に住む人ならではの情報」は、観光客が
本質的に知りたい“生きた”情報です。ですが、こうした情報は文字や画像だけ
ではなかなか伝わりにくく、他サイトとの差別化が困難な領域。
高橋さんがおみやげショップを繁盛させ20年以上もの間ニューカレドニアに
住み続けられるのは、“生きた情報”を『Web動画』を活用して発信していると
ころにヒントがありそうですね。
補足:和太鼓のクオリティアップにも動画を活用!
動画を見ながら反省会も行う
高橋さんの動画活用法は、観光客のためだけではありません。自信がリーダー
を務める和太鼓クラブでは、練習風景を撮影し、動画を見ながら「反省会」を
することにも使っているそうです。こうすることでクオリティアップし、入会
者や視聴者を増やすことに繋がるんだとか。YouTubeをプロモーションでは
なく、コミュニティとして機能させるあたりも面白い取組みです。