YouTubeなどの動画視聴サービスが広がりを見せる昨今、各企業も、ネット上に
おける映像を駆使したプロモーションに力を注いでいます。商品やサービスの良
さを強調したものから、まったく関係のない映像作品にさりげなく告知を組み込
んだものなど、そのアプローチの方法はさまざまです。
そんな中でも、近年公開されたペプシ社のキャンペーンCMは、特に驚きを与えて
くれる仕掛けが組み込まれています。有り得ない展開に驚く出演者のリアクション
に注目です!
リアルタイムで起こっているような
錯覚を引き起こす演出
CMでは、現実のバス停における風景を撮影しています。ところがこのバス停は普
通の停留所ではなく、横のアクリルボードに仕掛けが施されています。その仕掛け
は何とボード越しの風景をリアルタイムに撮影した映像に、CGを駆使した有り得
ない展開を投影したもの。これをキャンペーンとも知らずにバスを待っている人
側へと流しているのです。
アクリルボード越しに、向こう側が普通に見えているようであるにもかかわらず、
まるで特撮映画を彷彿とさせる展開が現実世界で起こっているように錯覚させられ
ます。
最初は違和感なく風景を眺めていた人たちも徐々に、その違和感に気づき驚くさま
はなかなか見られるものではないかもしれませんね。
これは「拡張現実技術」と言う技法を用いたもので、体感した人に驚きを与える仕掛けとして有名なものですが、高度な技術が要求されます。キャンペーンに遭遇した人も、そしてこのCM動画を見た人も、ペプシが思わず飲みたくなってしまいそうですね。