写真や動画を撮影・公開するときに注意しなくてはならない、映像に関する権利があります。それは「肖像権」と呼ばれる権利で、動画やSNSなどが人気となっている近年においては特に注視されています。
肖像権ってどんな権利?
そもそも肖像権とはどういった権利なのでしょう。また、写真や動画などの映像とどんな関係があるのでしょうか。ネット上には、肖像権について教えてくれる動画も上げられています。
映像に絡む権利「肖像権」について現役弁護士が語る
その人物の写真や動画をネット上へ投稿するということは、同時にその人の姿を全世界へ晒すということでもあります。この動画で解説しているように、肖像権とはつまり個人のプライバシーを守るための人格的権利ということですね。
映像に絡む権利「肖像権」の具体例
この動画では、肖像権についての解説と、クイズ形式で具体例も紹介しています。
日常的に権利を侵害されている人々も
カメラに小さく写り込んだだけでも権利侵害になりかねないという肖像権ですが、日常的に権利を侵害されている方々も存在します。
無断で写真や動画を撮影・公開されるとどんな気分?
この動画の後半からは、辻希美さん、中川翔子さん、若槻千夏さんがそれぞれ日常の体験を赤裸々に語っています。撮られた写真や動画を無断でネット上で公開されるのはショックであり、悲しい気持ちになるようですね。確かに、自分に置き換えて想像してみてもやはり不快な気分になりそうです。
動画での権利侵害を回避する映像編集法
一度撮影してしまった動画でも、映像にある編集を施すことで権利の侵害を回避できる場合があります。以下の様に、映像の具体的な編集方法を紹介している動画も上げられていますので、必要な場合は参考にするとよいでしょう。
YouTubeの「動画加工ツール」で肖像権の問題を回避
この動画では、YouTubeの「動画加工ツール」を使って映像内の人物の顔にモザイクを挿入する方法を紹介しています。映像内の人物の顔を自動認識してくれるのでとても簡単です。
無料の映像編集ソフト「AviUtl」で動画内にモザイク
続いては、人気のフリーソフト「AviUtl」でのモザイク挿入方法です。手動なので細かい調整もできます。
iPhone単体でもアプリを使って映像編集が可能
この動画では、iPhoneアプリ「Video Privacy」を使ったモザイク挿入方法を紹介しています。再生中の映像の画面をなぞってモザイク箇所を指定できるというのは便利で面白いですね。
動画撮影・映像編集時は肖像権を意識しよう
肖像権はその人のプライバシーを守るための重要な権利です。撮影時や公開後にトラブルを生じさせないためにも、充分に注意を払っておく必要があるでしょう。