SD画質（480p）なのに超人気の動画！その理由を探る

「SDTV（Standard definition television）」、いわゆる「SD」は標準画質映像として普及し、現在でも動画やDVDなどで広く使われています。SDの解像度については厳密に定められているものではなく、国や使用する媒体によっても定義する範囲が異なったりしますが、一般的には720×480、あるいはその前後程度の画質として認識されています。

 

HDやフルHDの出現によって、SDが用いられる頻度はそれ以前に比べ減りましたが、実際のところSDはHDやフルHDと比較した場合、どのぐらい画質に差があるのでしょうか？

720p vs 480p The Ultimate Comparison!

こちらはHD（720p）とSD（480p）の画質を比較する内容の動画です。見た目的には若干SD側がHD側に比べ映像がぼやけて見えますが、この動画ではそれほどハッキリとした違いは感じられません。

ブルーレイ（フルHD）とDVD（SD）の画質比較動画

ブルーレイ（フルHD・1080p）と比較すると、さすがにその画質の差は明確です。フルHDのほうは鮮明でクリアな映像、SD側は全体的にぼやけて見えます。

SD画質でも超人気となっている動画！

HDやフルHD対応の動画が主流となっているなか、画質で劣るSDの動画が再生回数を伸ばしている例もあります。ここでは、そんなSDの動画をいくつか紹介しつつ、それぞれの動画の人気の秘密を探っていきます！

【きくちペット】かわいい仔犬仔猫「マンチカン」

手足が短く全体的に丸っこく見える子猫の動画です。その仕草がまたとても可愛らしく、SD画質でも大人気の動画となっています。画質よりもその動物の動きに注目が集まるペット関連の動画は、もともと人気になりやすい性質があるのかも知れませんね。

落雷の瞬間（近いなんてレベルではない！）

こちらはSD画質でも再生回数300万回を突破している超人気の動画。雷雨のなか草原を撮り続けるカメラワークですが、突然、すぐ目の前に雷が落ちます。こういった自然現象はいつも必ず見れるという類のものではないので、やはり人気を集めやすいようです。

【一畑】3000系電車

素人からしてみたら黄色い電車がただ走っているSD画質の動画にしか見えないのですが、再生回数はなんと500万回超えです。おそらく電車が好きな方々にとってはたまらない動画なのでしょう。

ザリガニ釣り　Crayfish fishing

用水路で煮干をエサにザリガニを釣っているだけのシュールな動画ですが、なぜか再生回数は300万回超え。海外からのコメントで埋め尽くされており、なかには「日本ならではだ」なんてコメントも。日本人にはシュールでも、海外から見たらすごく珍しい動画というケースですね。

画質よりも内容で大ヒットする場合もある？

もちろん画質も良いに越したことはないはずですが、例えば、突発的な珍しい出来事を携帯で撮影した、あるいは特定の人の心に響く映像など、内容が面白い動画ならばSD画質でも人気になる可能性はあるということなのかも知れませんね。