過去記事でもご紹介した人気アニメ『シンプソンズ』のさまざまな取組み、改めて注目を集めたみたいですね。ハロウィンに三本立てスペシャル、『ハーレム・シェイク』参加、アイスバケツチャレンジなど、リアルな行事イベントとコラボする姿勢はお見事です。
最近はポケモンGOを皮肉った動画を公開して「またやってくれた!」と早速話題に。
ブームには必ず乗っかるシンプソンズの最新の取組みを動画でご紹介しましょう!
「ポケモンGO」を皮肉った作品『Pokémon Now?』
日本でもリリースされ社会現象となっているポケモンGO、予想通りアプリに夢中な人たちが街に急増中ですよね。先駆けてリリースされたアメリカでの同じ現象をシンプソンズらしく皮肉った作品が放映され、話題をさらったようです。
家族で動物園に出かけた父親ホーマーは、子どもたちそっちのけでスマホに夢中。彼がブツブツつぶやいてるのはポケモンキャラの名前というダメ親ぶりが苦笑を誘います。最後の場面、息子バートがライオンの隣で・・・という危機にとった彼の行動がスゴイ。
世界初、アニメ番組で「生放送」に挑戦!視聴者の質問にその場で返答
それって可能なの?なんと「シンプソンズ」が生放送でQ&A番組を実現し、アメリカのニュース番組でも取り上げられました。モーションキャプチャシステムという機能を使い、実際の人間による動きをリアルタイムでCGキャラクターに反映させる方法は他にも実例がありますが、アニメ番組で視聴者とキャラクターのやり取りをライブで流すのは初めて。あなたなら何を質問しますか?
やはりブラック!?IKEAの説明書のパロディを公開
スウェーデン発祥の大型家具モールIKEA、最近日本でも定着してきましたよね。IKEAで買った家具にはイラストだけで組み立て方が分かるシンプルな説明書がついていて便利なのですが、それをもじったのがこちらの動画。カウチギャグ(シンプソンズで人気の定番シーン。一家がカウチに座る前に披露されるネタはいろんなパロディを駆使)をIKEA風に組み立てると、こんな仕上がりに?
よくできてる!ディズニーアニメをトリビュートしたOP
もうひとつオープニングのカウチギャグを。こちらは「ミッキーマウス」、「シンデレラ」、「白雪姫」、「ジャングル・ブック」に「ファンタジア」といった、ディズニーを代表するクラシック・アニメをシンプソンズ一家が代わる代わるトリビュート。いつものリビングがディズニーのあの場面に早変わり?!名作をこんなふうにカバーするのも、アメリカ人らしい楽しみ方ですね!
シンプソンズの人気の秘密。それはアニメなのに現実社会とリアルタイムに呼応しながら作品を創り続けているところでしょうか?単なる批判や皮肉だけでなく、誰もが生活で感じているギモンや時代の流れ、その視線や揺れ動きをいち早くキャッチし分かりやすい表現で再生して共感を呼んでいるのでしょう。アニメは動画の元祖。これからの動画クリエーションに、大衆的なアニメの知恵を取り入れるのも一考の価値がありそうですね。
■ 関連記事
●何でもやっちゃう!人気アニメ『シンプソンズ』の様々な取り組み
●『ミニオン』のプロモーション方法!黄色くて小さい生き物があちこちで大暴れ