2017年4月3日〜4月10日まで、20代〜50代のスマートフォンで動画見ると回答した男女700名に対してアンケート調査を実施いたしました。
調査の結果、スマホを「ヨコ向きのみ」にして動画視聴する人が43.4%(前回:28.4%)と増加していることが判明しました。そして、約6割の人が動画をできるだけ大きいサイズや全画面表示であるフルスクリーンで視聴したいため、端末を「ヨコ向き」に変えると意見しており、スマホ動画をフルスクリーンで視聴したい需要が顕在化していることがわかりました。
また、スマホでの動画視聴時間帯において、約5割の人が21時〜24時の間にスマホで動画を最も視聴していると回答しており、この時間帯がテレビでいうゴールデンタイムである傾向が強く見られました。なお、「ベット/ふとんの中」で動画を視聴する人が61%と前回(46%)より増加しており、スマホ動画をベット/ふとんの中で寝ながら、21時〜24時に動画を視聴する人が多くなっているのではないかと考えられます。
『わかったこと①』「タテ向きのみ」で視聴する人は減少(前回34.7% → 23.1%)、「ヨコ向きのみ」は増加(前回28.4% →43.4%)、「両方」で視聴する人は微減(前回36.9% → 33.4%)
スマートフォンでWeb動画を視聴する時のスマホ端末の向きについて質問したところ、第3回の同調査結果と比べ、「タテ向きのみ」で視聴する人は減少、「ヨコ向きのみ」は増加、「両方」と回答した人は微減した。「タテ向きのみ」が減少した理由は、タテ型動画の量がヨコ型動画より少なく、タテ型動画をフルスクリーンで視聴する機会が少ないからではないかと、フリーアンサーの回答から考えられます。
『わかったこと②』タテ向き派の理由:1位「向きの変更が面倒」35%、2位「タテ向き視聴に慣れている」19%、3位「タテ向きのみで見る」17%、4位「タテ向きが持ちやすい」14%
スマートフォンの向きを「ヨコ向きのみ」で視聴すると回答した理由について。
『わかったこと③』ヨコ向き派の理由:1位「大きい画面で見たい」59%、2位「ヨコ向き視聴が見やすい」25%、3位「タテだと動画サイズが小さい」、4位「ヨコ向きのみで見る」4%
スマートフォンの向きを「ヨコ向きのみ」で視聴すると回答した理由について。
フリーアンサーの回答一覧
・縦動画の時には縦にする。横動画の時は面倒な時や音楽だけ聞きたい時などはそのまま縦で見てしまうこともあるが細かいところまでしっかりみたい時には横にして見る。
・タテだと画面が小さく、余白も気になる
・動画が横向きのほうが幅がでて見やすい
・横向きの方が大きいサイズで見られるから横向きにしています。
・横向きで画面のサイズをできるだけ大きくしてみたいから。
・少しでも大きく見たいので。フルサイズで見たいので。
・なるべく大きい画面で細部まで観たいから。
・横向きの方が、画面が大きく見やすいから
・コメントを見るときは縦、大画面で見たいときは横。
・大きい画面で見たいから。老眼。
・画面のサイズが大きく見れるので大抵は横向き。
・横向きのほうが、大きなサイズで見れるので
・縦だと画面が小さすぎて画像が見えにくいから。横にすると、画面いっぱいに見ることが出来る。
・横向きの動画が多いので、そちらにしていることが多い
・横向きでちょうど画面いっぱいになるから見やすい。
・ヨコ向きで全画面表示される動画が多いから
・横向きで撮られた動画なのと、机に置いて見るのでカバーをつい立にして見られるから。
・画面が5.5インチなので、横にした方が迫力があるから。
・ヨコ向きの方がより広く動画が見れるものを見ているから
・横でみたほうが、大きくみやすいし、テレビを見てるみたいで、違和感がない
・基本的に動画を見ながら他の事をするということは少ないので動画を最大サイズで見られるようにしている
・縦だと画面が小さすぎて画像が見えにくいから。横にすると、画面いっぱいに見ることが出来る。
・ヨコ向きのほうが大きく見ることができるため
・少しでも大きく見たいので。フルサイズで見たいので。
・画面のタテヨコの比率は大概ヨコの方が長いのでそれに合わせる
・横長の動画を見るため横向き方が見やすいので横向きで視聴します。
・ヨコ向きの方が、フルスクリーンで見られるから。
『わかったこと④』YouTubeは端末を「ヨコ向きのみ」、Facebookは端末を「タテ向きのみ」が1位
YouTubeとFacebookのプラットフォーム上において、スマートフォンで動画を視聴する時の端末の向きについて質問したところ、YouTubeでは、端末を「ヨコ向きのみ」で視聴するが41.4%と最も多く、Facebookでは、端末を「タテ向きのみ」で視聴する53.8%と最も多い結果となった。
『わかったこと⑤』24.4%人が端末の向きを「タテヨコ」使い分けて視聴すると回答
スマートフォンでネット上のライブ動画を視聴する時の端末の向きについて質問したところ、端末の向きを「タテヨコ」使い分けて視聴する人が24.4%と最も多い結果となった。23.3%で「ヨコ向きのみで視聴」、22.9%で「タテ向きのみで視聴」と僅差で続いた。
『わかったこと⑥』 1位が音楽・アイドル系(33.4%)、2位がニュース系(32.4%)、3位がグルメ・レシピ系
スマートフォンを「タテ向き」の状態で視聴したいと思う動画コンテンツについて質問したところ、音楽・アイドル系が1位(33.4%)、ニュース系が2位(32.4%)、グルメ・レシピ系が3位(21.6%)。
『わかったこと⑦』男性は、ニュース系が37.5%で1位。女性は、音楽・アイドル系が37.1%で1位。
男性では、ニュース系が37.5で第1位、音楽・アイドル系(29.8%)が第2位、コメディ・お笑い系(20.7%)が第3位と後に続き、一方女性では、音楽・アイドル系(37.1%)が第1位、グルメ・レシピ系(29.0%)が第2位、ニュース系(27.3%)が第3位。
『わかったこと⑧』スマホでWeb動画を21時〜24時に視聴すると回答した人が50.3%
スマートフォンでWeb動画を視聴することが最も多い時間帯について質問したところ、72.3%の人が18時〜24時に視聴すると回答した。特に、21時〜24時の時間帯で50.3%の人が視聴すると回答しており、帰宅後などの「フリータイム」の時間帯に動画を視聴する傾向が強いことが判明した。
『わかったこと⑨』スマホでWeb動画を視聴する環境は、ベッド/ふとんの中(46.0%→61.0%)が増加。外出時の電車内(19.4%→13.1%)、バス内(5.9%→2.4%)、職場や学校(14.1%→9.3%)が減少。
スマートフォンで Web 動画を視聴するときの環境について質問したところ、「ベッド/ふとんの中」が6割以上の61.0%と前回(46.0%)よりも増加している。一方、電車内やバス内、職場や飲食店での動画視聴が減少していることが判明した。
『わかったこと⑩』スマホで30秒以内の動画を視聴する人が12.6%(前回24.9%)と約半分に減少、5分以上の動画を視聴する人は、31%(前回21.7%)に増加。
スマートフォンでWeb動画を視聴するときの一本あたりに視聴する動画の長さについて質問したところ、30秒以下の動画を視聴する人が12.6%(前回24.9%)に減少、5分以上の動画を視聴する人が31%(前回21.7%)に増加しました。
本調査の結果から、スマホ動画の「ヨコ向き」視聴が増加し、「タテ向き」視聴が減少していることがわかりました。「ヨコ向き」視聴と回答した人、59%の意見からも明らかなように、この結果の背景には、スマホ端末でのフルスクリーン視聴を求めている人が増加していることが理由として考えられます。ウェブで流通する動画コンテンツが一般的にヨコ型(16:9)で作られている現在、表情などが鮮明に見えるフルスクリーンで視聴するためには、スマホ端末の向きを「ヨコ向き」にしなければいけません。「タテ向き」視聴文化を定着させるためには、「タテ向き」のフルスクリーン視聴が可能な動画メディアの代表例であるC-Channelのように、タテ型(9:16)のアスペクト比で作られる「タテ視聴専用動画コンテンツ」の普及がカギとなってくると思われます。
■本調査に関するお問い合わせ先
モバーシャル株式会社 広報担当:平松・榎本
Tel:03-6412-7073
Email:press@mobercial.com
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