動画撮影を行うとき、特に軽いカメラでは手ブレが発生しとても見づらい映像になってしまいます。最近のビデオカメラには手ブレ補正機能などもありますがそれも製品によって性能差がありますし、また、意識してビデオカメラを固定させるにしても限界があります。
しかし「ビデオ(カメラ)スタビライザー」を使えば、そんなブレブレの映像とは無縁になり、ヌルヌルと動く見やすい動画を撮影することが可能となります。
ビデオスタビライザー驚きの実力
ビデオスタビライザーとは、ある特殊な機構でカメラを安定させることができる装置のことです。価格は安いものでは1000円程度、プロ仕様の高価なものは10万円以上など、かなり多種多様な種類が販売されています。
具体的にどの程度ブレを軽減できるのか、動画サイトに投稿されている比較映像を覗いてみましょう。
ビデオスタビライザーの概要と映像比較
階段・坂の上り下りや歩行シーンなど、ビデオスタビライザーありのカメラのほうが映像が安定しています。完全にブレが無くなっているわけではありませんが、それでも手持ちのカメラと比べればその違いは明らかです。
スタビライザーありとなしを走って比較
こちらは、やや高価な3軸電子制御スタビライザーを使った比較動画。走っているときのブレを比較していますが、スタビライザーありのほうは映像がとても緩やかで、まるで空中を浮遊しているかのようです。ここまで差が出るというのは驚きですね。
スタビライザーでこんな映像も撮れる
ただの手持ちと比べ明らかな違いを見せるビデオスタビライザー。これを使えば以下の動画のような映像も撮影できます。
スタビライザーでただの散歩が神々しい動画風景に
芸術的ともいえるこの動画は、1万円程度のビデオスタビライザーを使って撮影したとの事。ブレを感じさせない安定した街なかの映像、それを優しく照らす美しい朝日、まるで低空飛行して撮影しているかのような波打ち際と、全編がハイクオリティです。
ビデオスタビライザーを使った効果的な撮影法
ただブレを軽減するだけでなく、この動画のように、安定したカメラワークを利用し様々な撮影法を実践できるのもビデオスタビライザーの魅力です。
動画撮影の幅が広がる
普通の手持ちと違い、手ブレを気にせず撮影に集中することを可能とするビデオスタビライザーは、まさに動画撮影の助け舟ともいえる便利ツール。映像を安定させやすいため様々なアングルにもチャレンジできますし、それでいて価格も比較的にリーズナブルな製品が多いです。
手ブレにお悩みの方、ヌルヌル動画に憧れる方は、ぜひ一度ビデオスタビライザーを試してみてはいかがでしょうか?