女子6人組アイドルグループの「lyrical school(リリカル・スクール)」は、とにかく歌がいい!と話題を呼んでいます。そんな彼女たちのMVもまた、工夫が凝らされていて興味深いんです。最近は、タテ型に特化したMVを公開して話題になりましたね。彼女たちの概要と工夫満載のミュージックビデオをご紹介しましょう。
lyrical school(リリカル・スクール)とは
「リリスク」という略称で親しまれている清純派ヒップホップアイドルユニット「lyrical school」。美大生を中心としたアイドルプロデュースで生まれたメンバーは個性的な女子6人。ふつうのアイドルと違うのは彼女たちが歌う音楽がラップを含むヒップホップ系というところ。ちなみにリリスク好きな人たちは「ヘッズ」と総称されていて、単なるリスナーとは一線を画す熱心さを共有しているようです。
新曲『RUN and RUN』では、タテ型に特化したMVが話題に
lyrical schoolは、スマホ視聴にふさわしい「タテ型」のミュージックビデオを公開して話題に。アクセスして画面が現れた瞬間、「タテ型」を意識して構成された画像なのが分かります。カメラ、Facetime、Twitterなどあらゆるアプリケーション機能を駆使し、実際にスマホを操作している画面上にリリスクが現れて動いているような錯覚すら覚える面白いMV。この『RUN and RUN』は彼女たちの初主演映画「リリカルスクールの未知との遭遇」の主題歌。映画は 5/28(土)より公開されています。
RUN and RUN / lyrical school 【MV for Smartphone】 from RUNandRUN_lyrisch on Vimeo.
今後は「タテ型」のMVが増える可能性大!
弊社が調査したこちらの記事からもわかる通り、男性よりは女性、中でも主婦層や若年層がスマホを「タテ型」で見る割合が多いのです。その理由は「片手で操作できる」から。視聴時間が短いほど「タテ型」の閲覧率が高いという結果も出ています。大きなスクリーンで鑑賞する映画などと違って、日常生活の言ってみれば細切れのシーンでは、クルクルと画面を動かす手間がないほうが、気軽に視聴できますよね。
さらには「撮影」をタテでする人が若者に多いという傾向もあるようです。これらを踏まえると、今後は「タテ型動画」が主流になりそうです。そんな流れの中、リリスクのようなタテ型のMVは今後の需要を汲んだ試みといえそうですね。
名曲『ワンダーグラウンド』は全編ワンカットで撮影
こちらは「夢のような時空間」というテーマの名曲『ワンダーグラウンド』。閉演後の遊園地を舞台になんと「ワンカット」で演出されたMVです。全体的にポップで元気なイメージがつよいリリスクですが、このMVではちょっと大人っぽくロマンティックな雰囲気も感じられますね。
今までのアイドルとは一味ちがう未知数な「lyrical school」。歌やスタイルだけでなく、MVにタテ型動画を導入するなど、ソフト面・ハード面の両サイドで世間に新しい風を巻き起こしてくれそうですね。これをきっかけに彼女たちから何か1つでもフレッシュな空気を取り入れてみてください!!
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