感動CMの宝庫といわれるタイ。国民性として感受性が強い人が多いことから、
感動シリーズが多いといわれています。一方、サンバの国「ブラジル」は、明
るく楽しいCMが多いようです。
それぞれ違った良さがある、両国のCM。あなたはどちらが好みですか?
涙なしでは見られない!「タイ」の感動CM
dtac
通信会社「dtac」のCM。ママの留守中、一人で赤ん坊の面倒をみることになっ
たパパ。すると突然、子どもが泣きはじめます。普段子守りを任せっきりにして
いたパパは、泣き止ませる方法がわからず、慌ててママに電話をかけます。
アドバイス通りにアニメを見せてみたり、テレビ電話でママの顔を見せるものの、
一向に泣き止みません…。一瞬考え込んだパパは、何かを決意した表情で、ある
行動をとります。
すると、赤ちゃんはピタッと泣き止んだのです。父親として、一歩成長した瞬間
が描かれています。
LINE
思春期に母親を亡くし、絶望と虚無感に苛まれる少女Nudee。彼女の悲しみを誰
よりも理解していたのは、父でした。
ある日、Nudeeが部屋にこもって一人で泣いていると、一通のLINEが送られてき
ます。送り主は、亡くなったはずの母親。
「Nudeeちゃん。ママは今そばにいないけど、パパがあなたを見守ってくれて、
いつもそばにいることを忘れないでね。」
と書かれていました。状況を理解した娘は、部屋を出て直ぐさまリビングへ向か
います。
そして、人差し指一本でぎこちなくスマホに文字を打つ父を、後ろからそっと抱
きしめました。
TrueMoveH
通信事業者「TrueMoveH」が公開した感動CM。飲食店を経営するおじさんと
娘が、万引きをした少年を助けるところから始まります。少年が盗んだのは、
いくつかの薬。
こんなものどうするんだとおじさんが尋ねると、少年は「母親にあげるんだ・・・」
と寂しげに答えます。病気を患った母親を助けたかったけれど、お金がなく盗み
を働いてしまったのです。
状況を理解したおじさんは、怒りが治まらない薬屋のおばさんに薬代を支払い、
ことなきを得ます。いたたまれない思いで、奪うように薬を受け取って走り去る
少年・・・。
そして30年経ったある日。少年を助けたおじさんは、大病を患ってしまいます。
意識が戻る気配もなく、治療費には250万円かかると言われ、絶望感にひたる娘。
父のベッドで泣き崩れると、そのまま疲れて眠ってしまいました。ふと目を覚ま
すと、ひとつの封筒が置かれていました。
中身を確認すると、治療費の請求書が入っていたのです。そこには一言「全ての
費用は、30年前にいただいています。」というメッセージが添えられていました。
見ていて楽しくなっちゃう!
「ブラジル」のユニークCM
Dove
DoveのメンズブランドDove Men+CareシャンプーのCM「Slow」。オフィスで
働くディエゴに声をかける男性。ディエゴが顔を上げて返事をすると、まるで女性
用シャンプーのCMに出てくるモデルのようなサラサラの髪をなびかせています。
驚いた男性が、どうしたんだ尋ねると、「女性用シャンプーを使ったらこうなった・・・」
と答えるディエゴ。同僚にアドバイスをもらうと直ぐさまオフィスを飛び出すと、
助言通りに男性用シャンプー“Dove Men+Care”を購入し、事なきを得るのでした。
いかがでしたか。国民性や文化によって、CMの作りはこんなに違うのですね。あなたには、どちらのCMが刺さりましたか?
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