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2015.8.11

今や日本を代表する動画メディア!アニメの誕生とその歴史

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今や国内だけでなく、世界的にも人気の高い日本のアニメ。子供が気軽に見れるような作品はもちろん、大人も興味を抱くような美しい映像や深いテーマを扱うアニメもあり、世代的にも幅広く受け入れられています。

 

アニメというものはどのように誕生し、ここまで発展するに至ったのでしょうか。アニメの歴史という視点から、その謎を紐解いてみましょう。

世界で最初のアニメ作品は?

1891年、あの有名な発明家トーマス・エジソンが発明した「キネトスコープ」により生まれた動画メディア。この流れを受け、翌年の1892年にフランスの発明家エミール・レイノーにより制作されたのが、世界初となる『哀れなピエロ』というタイトルの15分間のアニメーションでした。

 

ただしこの作品は、「テアトル・オプティーク」と呼ばれる、動画をスクリーン上に投影する装置を使用し500枚ほどのイラストを動画として上映したもので、純粋な意味でのアニメとは言えなかったようです。

 

当時、様々なアニメ作品が人気を集めていたなか、実写部分を一切含まず制作された世界で最初の純粋なアニメは、1908年にフランスの画家エミール・コールにより制作された『ファンタスマゴリ』という短編アニメーションでした。ちなみにその内容は悪霊や亡霊などが登場する降霊術に深く関わるものであったとされています。

 

ちなみに1914年には、アメリカのアール・ハードが、透明なセルロイド板に画を描き動画を構成する「セル・アニメ」を考案し特許を申請。これにより現在にまで至るアニメの原型が完成されました。

独自の進化を遂げる日本アニメ!

海外から輸入されたアニメーション映画が人気だったこともあり、日本国内でもアニメーションの制作は進められていました。1917年には国産アニメとしては初となる「芋川椋三玄関番の巻」「なまくら刀」がほぼ同時に公開され注目を集めましたが、当時はまだ”切り絵”によるアニメが主流であり、「セル画」が使われるようになったのは1930年代からであったようです。

 

下記はyoutubeに投稿されている切り絵アニメの動画です。けっこうしっかりとアニメーションしていますね。

紙の人が走る!切り絵アニメーション「Run! Paper Run!」

そして太平洋戦争を迎えていた1943年、日本初のフルセルアニメーション「くもとちゅうりっぷ」が制作され、1958年には日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」、それを追うかたちで名作「鉄腕アトム」も誕生しました。

 

日本では「漫画」が原作の長編テレビアニメが高い人気を誇り、そのため当時のアニメは”漫画映画”や”テレビまんが”と呼ばれていました。1980年代以降になると次第に「アニメ」としてジャンルが定着し、CGも使用されるようになるなど技術も向上していきました。

現代日本アニメの代表格「ドラゴンボール」シリーズの新番組予告編

独自の進化を遂げた日本のアニメは、現在は世界中で多くの注目を集め、アニメブームまで引き起こしているようです!