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2015.6.8

動画の画像サイズの縦横比は決まっている?

phot

動画を作成する際に画像サイズに気を配っているでしょうか?普段何気なく動画を撮影しているかもしれませんが、動画の画像サイズには決まりがあります。それも縦横比は決まっているのです。時々、撮影した動画ファイルを異なる形式で保存した際に、画像の縦横比が違ってしまい、人物が細長くなってしまった、ということがありませんか?

 

それは設定をしないと、動画の縦横比が合わないのです。

動画の画像サイズは16で割り切れる数字

動画の画像サイズでよくあるのは、320×240、448×336、640×480といったサイズではないでしょうか?これらがすべて「16」で割り切れる数字なのです。 これには理由があるそうです。通常、動画ファイルはサイズが大きいので、それを圧縮・伸長して使うことになります。それがコーデックと言われるプログラムで、その作業をエンコード、デコードと呼ばれます。コーデックには様々な種類がありますが、映像は8×8ピクセルのブロック単位に圧縮するという特徴があります。

 

さらに、画像の中を動くものの処理を16×16ピクセルのブロック単位で行うという特性もあります。そのため、画像サイズはすべて16で割り切れる数字となっているのです。そのため、画像サイズを決める際には、16で割り切れる数字であった方がいいわけですが、実用範囲において、そのパターンはほぼ決まっています。多くは縦横比が4:3の場合は640×480、縦横比が16:9の場合は1280×720という画面サイズで動画を制作することが多いでしょう。この数字が可能で正常な再生ができるサイズなのです。

 

縦横比がなぜこのようになったのか、という歴史を動画で説明しているのがこちら。

さまざまな映像が組み込まれていて、楽しく学べる動画になっています。数々の名画が登場し、それらを撮影する際も縦横比が考えられていたのですね。 非常に細かい内容の説明ですが、最後まで楽しく見ることができる動画ので、見てみてください。勉強になりますよ。

縦横比がユニークなモニターが登場

通常、液晶ディスプレイの縦横比は16:9が標準です。少し違ったサイズでも16:10でしょう。それが異なる縦横比のディスプレイもあるのです。

 

例えば、横に長いディスプレイ。海外メーカーから出ている製品のようですが、その縦横比は21:9です。通常の液晶ディスプレイを2台横につなげたような形になっています。どのような人が使うかというと。動画を写しだし、左右に作業ができるので、動画編集を行う人などが使いやすいようです。 

 

また、正方形パネルを搭載した製品も。通常のディスプレイと比べて縦方向が長くなっているので、縦に長いサイトを見たり、表示したりするのに便利だそうです。

このようにさまざまな用途に合わせた形のディスプレイが続々と登場しています。動画撮影の際も、さまざまな縦横比が必要な素材を撮影することもありますので、それを写しだすモニターもいろいろあると、もっとユニークな動画が撮影できるでしょう。