近年では、テレビ放送や動画撮影などでハイビジョンを楽しむことができるようになっています。ハイビジョンは高精細度の映像を意味し、HD(ハイデフィニション)と同様の意味で使われることもあります。YouTubeでは、美しく鮮明なハイビジョン動画も多くアップされており、高精細ならではのクリアな映像を楽しむことができます。
神秘的な天体ショーをハイビジョンで
2014年10月8日は、日本各地で皆既月食が観測された日です。その皆既月食の様子をハイビジョンで収めたのがこちらのYouTube動画です。すでに左下から月が欠けてきた午後6時30分から撮影を開始し。だいたい5分刻みごとに変化していく様子が収められています。撮影開始から20分経過した6時50分には月が半分近くまで隠れ、7時の時点では明るい部分は3割程度となっています。肉眼などで見ると月食で月にできた影は黒くしか見えませんが、ハイビジョンで撮影されたこちらの動画では、影の部分が大きくなればなるほど、月の表面がうっすらわかる程度の薄暗さであることがわかります。
そして7時25分にはほぼ月が隠れた状態になりますが、動画で表現されている「赤銅色」になった月は神秘的で、これもハイビジョンだからこそ楽しめる微妙な色の変化といえます。
ハイビジョンで祭りを迫力たっぷりに
青森県全域で行われる夏の風物詩といえばねぶた(ねぷた)祭りであり、その中でも日本三大ねぶたと言われるのが青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原佞武多です。その中の弘前ねぷたの様子を収めたのがこちらのYouTube動画です。祭りの前のざわめきから動画が始まり、勇壮な掛け声がところどころで祭りの始まりを告げます。独特のリズムで刻まれる太鼓の音色がさらに盛り上がりを演出し、いよいよねぷたの登場です。太鼓の音と笛の音が軽快に響く中、美しいねぷたがゆっくりと街を練り歩く姿は、ハイビジョンならではの鮮明さで鮮やかにとらえられています。祭りが盛り上がってくるにつれ、「ヤーヤドー」の掛け声も大きくなり、勇壮さも増していきます。
こちらの動画で収められている扇ねぷたや組ねぷたがときに大きく回転しながら進んでいき、観客を沸かせます。ハイビジョンなら、ねぷたの迫力も美しさも十分に動画で楽しむことができ、いつまででも見ていられるものとなっています。
美しい花火をハイビジョンで鮮明に
日本の花火という文化は、世界に誇る美しさで人々を魅了するものです。そんな全国各地の花火大会の様子を収めたこちらのYouTube動画は、通常の動画ではとらえられない火花の細やかな様子や色の鮮やかさを鮮明にハイビジョンで撮影したものです。この動画のタイトルは「世界一美しい日本の花火大会」となっており、その名にふさわしく夜空を華やかに彩っています。次々に上がる花火に観客からも歓声が沸き起こり、盛り上がりも伝わってきます。さまざまに異なる花火の演出は見ていても飽きさせず、さらにハイビジョンならではの鮮明さで動画でも十分に視聴者を魅了するのです。この動画では、6つの花火大会の様子がまとめられており、それぞれに個性豊かな花火の表情を楽しめます。細やかな火の芸術は世界も認めるものであり、視聴回数は200万回を超えています。世界中の多くの方がこの花火の美しさに見惚れたということでしょう。
高精細なハイビジョン映像は、今までとらえきれなかった細かなものや色のコントラストなどを鮮明に映し出すものです。きれいであったりダイナミックであったり、その画面の美しさがもたらす効果はさまざまにあります。そんなハイビジョンの動画はYouTubeでもたくさん楽しむことができ、魅力的な動画は思わず見入ってしまうものばかりです。