写真や動画などをよりきれいに高画質で残したいというユーザーの希望が高まっているのは、撮影するカメラの性能が常に向上しているからとも言えます。しかし、HDや4Kなど、画面解像度にまつわる言葉がたくさん出てきて、結局何がいいのかわからなくなりがちです。そこで、YouTubeにアップされている動画の中から、解像度による違いがわかりやすくなっているものを選んで紹介します。
HDと4Kの違いがわかる動画
一面雪景色となっている街並みを空から撮影しているこちらのYouTube動画は、画面解像度についてよく語られるHDと4Kについての違いがよくわかるものとなっています。HDの解像度は1280×720、4Kの解像度は3842×2160となっており、処理されている画素数において4Kの方がはるかに高いことがわかります。そのため、同じ場所を撮影した動画を比較してみると、大きな違いはすぐにはわからないものの4Kの方がより細かなところを再現していてクリアな映像になっているのです。
これら2つの映像のフレームレートについてはHDが60、4Kが30となっており4Kの方が低いのですが、こうした調整を行うことによって双方の映像の見え方を近づけることが可能になる例でもあります。
Nexus7の新旧の画質を比較する
さまざまな商品レビューで人気を呼ぶYouTuber・KazuさんがアップしているこちらのYouTube動画は、タブレット端末・Nexus7の2013年現在の旧型と新型の画質について比較したものです。ぱっと見た感じは変わらないように見えますが、新型の方が若干青白い画面になっています。より画質がよいように見えるのは少し青白い画面の方で、より明るくクリアに見える印象があるからと考えられます。また解像度に関しても新型では多少変わっており、旧型の解像度が1280×800だったのに対し、新型はFull HDにも対応した1920×1200となっています。
画面の密度を表すppiも旧型が216、新型が323となっており、例として画面のアイコンを拡大して見てみると、新型の方がよりくっきり細やかなドットで表示されるのです。この特徴は電子書籍で活字を読むときにも表れ、拡大するとその差がわかりやすくなります。動画の画質についてはあまり違いがないとのことです。自分がどの目的で使用するかで端末を選ぶとよいでしょう。
デジカメの解像度テスト動画
こちらのYouTube動画は、デジタルカメラ・Panasonic LUMIXの解像度をテストしたものです。こちらで紹介している動画のほかにも同様の動画がいくつかあり、それらと比較できるようになっています。この動画の解像度はQVGAと呼ばれる320×240のもので、フレームレートを240pとして撮影されています。この動画はその3となっていますが、その1ではHD(1280×720)、その2ではVGA(640×480)で撮影されており、これらと比較することで解像度の違いが理解できます。QVGAはVGAよりも解像度が小さく、それらよりも鮮明な映像になっているのがHDです。
動画や写真の解像度を表す数値にはいろいろあり、またその数値が単純に高いからといって見やすい動画や写真になるかどうかは一概には言えません。特にFull HDの範囲内での比較はよく見るとわかる程度のものですが、YouTube動画で比較してみるなどして自分に合ったカメラを選ぶとよいでしょう。